バレンタイン一揆

cinemoの告知を見て、映画「バレンタイン一揆」を観に府中まで出掛けた。参加者は、私と友人を含めて5名。少ない…

 

🌸映画の感想

ドキュメンタリー映画で、18歳前後の女子3名が児童労働の現状を学びにガーナへ飛ぶ話なんだけど、良くも悪くも作り込まれてないというか、アメリカのドキュメンタリー映画にありがちな「情報モリモリ、もうおなかいっぱい」的なものでもなく、かと言ってお涙ちょうだいのゴリゴリな青春映画でもなく、正直ちょっと物足りなかった。

バレンタイン一揆(バレンタイン直前に、銀座でフェアトレードのチョコレートを買う企画)も、そもそもフェアトレードを知らない人たちには響かないし、むしろこの映画の上映会場で販売した方が売れるのでは?と思ってしまった(収入を目的としている訳ではないのだけど)

知らない人に興味・関心を持ってもらうのは、熱意も大切だけど仕掛けも重要。最近、キンコン西野の「革命のファンファーレ」を読んでいるから、余計にマーケティング手法についてあれこれ疑問を持ってしまう。

ただ、海外の子ども達のために活動した彼女らの行動力に感心するし、その後の人生に影響を与えるような、深い体験ができたのではないかと思う。

先進国と、発展途上国の分断。対岸の火事

手元の商品が、どうやって作られているか知ろうとしないことは、罪だと思う。

その商品を購入することによって、ひょっとしたら誰かを搾取する活動に加担してしまうかも知れない。自分の国じゃないから関係ない、では済まされないと思っている。

 

話は変わるけど、フェアトレード商品もマザーハウスや恋する豚研究所のように、商品力で勝負しなければ消費者は選び続けてくれない。一時「可哀想だから」と思って買われたのでは、継続性が無い。

 

映画上映後、主催者の男性が「フェアトレードのチョコレートは高い、倫理的にこちらを選ぶべきだと思っても購入できない」という話をしていたが、上映会場のビルにある成城石井でめっちゃ安く売ってた苦笑

ピープルツリーのチョコレートを基準に考えていたけれど、どうやら素材の違いもあるみたい。ココアバター100%使用、乳化剤不使用らしい。

手頃な値段でもフェアトレード商品は買える、ということをもっと周知できたらと思う。